実際に遭遇した一緒に仕事をしたくないと思った人





私はソフトウェアの会社でシステムエンジニアをしています。
近年システムに対する需要が大きくなり自社の社員では要望に対して対応を進めきれないため、私の会社では自社の社員以外に外注契約を結んだ外部の企業の方に来ていただき一緒に仕事をしています。

私はとある製品のプロジェクトリーダーをやらせていただいており、数名の外注さんを率いてプロジェクトを進めています。
大半の外注さんは優秀な方が多くプロジェクトを進める上で大変助かっています。
しかしその反面、本当に社会人ですか?と疑いたくなるようなありえない行動を取る方もいます。
そういった人は仕事のやる気が無いものとみなし、上司を相談した上で大抵は短期間で契約終了させ新たな外注さんを探すことにしています。
厳しいと思われるかもしれませんが、遊びではないので。

今回は今まで一緒に仕事をした外注さんの中で、二度と一緒に仕事をしたくないと思った人の行動を紹介します。
ちなみに描いたイラストはすべて同じ人の顔のように見えますが、全員別々の人です。(違う顔を描きたくないだけw)
外注さんと仕事を初めて数年の間にそれだけ、色々な人がいた訳です。
この業界は変わり者が多いのかな?と思ってしまいます。



こちらからしつこく催促をしないと報告をしない


こちらから声をかけないと話をしてくれない方がいました。
私は別に雑談とかに付き合ってほしいとかは思っていません。
とは言え仕事ではしっかり自分のやった作業の報告や相談をして欲しいのですが、全く話そうとしないのです。
こちらから催促しても「えーっと、えーっと…」とボソボソと言うだけで満足行くような回答をしてくれない。
「今日はこういうことしたのか?」「これで良いのね?」と半ば強引に回答を引き出すような質問をするとようやく「はい、そうです」と回答をするのが精一杯でした。

外注として来ていただいた当初は可もなく不可もなくって感じで仕事を進めていたのですが、本当にこちらがやって欲しい仕事をスケジュール通り進めてくれたのか?すごい不安になりました。
事実しばらくして私が指示したものとは全く違う作業をしていたことが分かり、理由を問いただしても「えーっと、えーっと」と繰り返すばかり…。
うざいくらい喋りかけてくる人もどうかと思いますが、こんなにしゃべらない人とは仕事が円滑にできそうにはありません。


同じことを何度も聞いてくる


私は分からないことがあったら積極的に聞いて欲しいと思っています。
相手の質問からどこまで理解できているか?どこから違っているか?を明確にできますし、適切なアドバイスもできるので円滑に作業を進めるのに欠かせない行動だと思います。
アドバイスするなんて偉そうな事を言っていますが、私も分からないことがあれば逆に外注さんに聞いたりしています。正直言うと外注さんの方が技術や知識が豊富だったりすることもあるので、その辺は社員だろうが外注さんだろうが関係なくコミュニケーションを取るようにしています。

しかし、同じ質問を何度もされるとウザいもの。
2回、3回くらいならまだ理解していないかと許容できるものですが、さすがに10回以上も同じことを聞いてくると我慢の限界。こちらもいい加減キレます。
そんな人が実際にいたんです。

最初は積極的に色々と聞いてくるなと感心していたのですが、次の日もその次の日も同じことを聞いてくるので「何度も同じこと質問しないよう、メモ取ったら?」と言ってメモをとるようになったんです。

話を聞いて職歴が浅い若い人なのかな?と思われた方もいると思いますが、その方は当時40歳くらい。私より5歳くらい年上の人です。
正直新入社員でも同じ質問は極力しないようメモを取るのは当たり前のことだと思うんです。
「社会人として超基本的なことをなんで自分より年上の人に教えてるんだ??」と困惑しました。

そんな私の困惑ぶりを露知らず、その人はメモを取ったにも関わらずしばらくしてまた同じことを聞いてきたのです。
その時はさすがにキレました。
「いい加減にしろ!何度同じこと聞くんだ!メモの意味ねぇだろ!!」と。

キレた後の外注さん、なんて言ったと思います?
「え?そんな質問何度もしましたっけ??」

もうね、怒りを通り越して呆れます。
自分のした質問を覚えていないんですもの…。


指摘したら逆ギレする

システムに不具合があることが分かり、この部分の実装をしたのがとある外注さん。
でも自分は言われたとおりに作業をしたから悪くない。と自分の非を認めず逆ギレする人もいました。

私の指示の仕方が悪かった場合は私のせいになりますが、このケースは例えて言うと足し算して欲しいと指示したのに実際には引き算したという単純でかつあり得ないミス。
それを私は関係ないばかりと「私言われたとおりにやりましたよ!」と声を張り上げて言うもんだから当然私の逆鱗にも触れます。

話は変わりますが、お互いの誤解からやったやらないの無駄な論議が発生することってよくあると思うんですよね。
原因を一つずつ解きほぐして誤解を解いていくことでお互いの気持ちは収束していくもんですが、この人のタチが悪かったのは一貫して自分の非は認めなかったこと。
十数分の間「そっちが悪い」「いや悪くない」というやりとりをした結果、ブーブー言いながら渋々自分が悪かったと謝罪していましたけどね。
(私も大人気なかったりするw)


ちょっと難易度の高いことを要求するとすぐ体調が悪いと言う

ちょっと考えればできることなのにできないできないと言って、しまいには体調が悪いと言って仕事を休みがちになる人もいました。

私が要求したのは例えて言うと、今までは2つの数字の足し算をしていたのを3つの数字の足し算をするようにするというくらいのレベル。
このレベルのものをろくに調べもせずに「難しい!」「できない!」といって勝手に自信を失くしてしまうのです。

単に自信を失くすだけならまだフォローできるレベルですが、仕舞いには「体調が悪くなった」と言って仕事を休む事態に発展。
ひどい時は1週間の間ずっと休んでしまうなんてこともありました。

こんな気分屋に付き合わされるのはめっぽうごめんです。


突然、一方的に契約を打ち切ってきた

今まで紹介したのとは比ではありません。これが一番ありえない話。

ある日の朝、前日までいつも通り会社に来ていた外注さんの姿がありません。
その人は無断欠勤をするような人ではなかったので、もしかしたら通勤途中に事故に遭ったのではないかとかあらぬ心配をしつつその人が出勤するのを待っていましたが、昼になっても出勤せず上司に報告してその外注さんの会社へ連絡して本人へ連絡を取ってもらうことに。

するとすぐに本人から連絡があったのですが、その時の返答に衝撃を受けました。
「もう契約終わったんで。行く気ないので。」

通常、外注さんが契約を打ち切りたい場合は遅くとも1ヶ月前にはその意志を示した後に会社を交えて契約終了の手続きを進めていくのですが、この外注さんは一方的に契約の打ち切りを訴えてきたのです。

本人的にはこの日で契約を終えるという認識でいたそうです。会社同士のやりとりに関しては私はわからないこともあるので契約終了に関しては100歩譲って許したとしても、一番許せないのは前日までいつも通り仕事して次の日以降のことを何も報告しなかったことです。

突然来ないということをされると作業の計画が立てられないですし、怒りの矛先を誰にぶつけたらよいかわからない。
この経験や怒りは多分二度と忘れないと思います。



ということで普通に考えてこんな人は社会人としてありえない、そこらにいる新入社員のほうがまだマシ、良い年齢して本当にそんな人いるの?と思われそうですが、数年の間にこれだけの人に会った自分の経験から言わせてもらうと、こういった人は普通にいます。

ちょっとでも自分は当てはまるなと思った人は要注意です。
一緒に仕事したいと思われなくなるので、今すぐに行動の改善をお勧めします。

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